フットウェアについて

一般的なシューズ類と比較して、使用環境が非常に過酷な釣り用のフットウェア。フィールドによっては命を預けることになる重要な役割を果たします。状況次第で想定外の負荷がかかり破損していたり、長期の使用で想像以上に劣化が進んでいる場合もあります。
以下の事項をご確認いただき、少しでも長く安全にご使用下さい。

※使用前に必ずご自身で点検を行ってください。mazumeでは管理体制に万全を期していますが、ご購入後の点検、管理を行えるのはあなただけです。万が一の事故を防ぐためにも定期的な点検は必須です。
※弊社で販売しているフットウェアは、全て釣り専用設計となっております。釣り以外のことには使用しないでください。

<安全にお使いいただくために>

●使用するフィールドや状況に合ったものをお選びください。誤った使い方をすると、転倒や破損等による重大な事故や怪我の原因になることがあります。また、弊社で販売しているフットウェアは、全て釣り専用設計となっております。釣り以外のことには使用しないでください。

●使用頻度にかかわらず、必ず一定の速度で経年劣化が進行します。劣化の進行速度は使用状況や環境により変わりますが、経年劣化が進むと材質強度の低下、接着剤等の接着力の低下が生じます。その結果、靴底周囲からの剥離や、材料破壊等が発生し、危険な状態に至る場合があるため、ご使用前には必ずご自身で点検してください。特に靴底部分は繰り返し折り曲げて、はがれやひび割れ・亀裂などがないか確認してください。異常があった場合は絶対に使用しないでください。

●各パーツ、主に「ゴム」「スパイクピン」「フェルト」等は、使用により磨耗し、当初のグリップ力は失われていきます。万が一、使用中に「靴底はがれ」や「破損」が発生した場合は、ただちに使用を中止してください。ご使用前の点検時に劣化や破損が確認できた場合も絶対に使用しないでください。

●体質によっては着用によりかゆみ・かぶれ等が発生する恐れがあります。その際は使用を中止し、すぐに専門の医師にご相談ください。

●表示サイズは目安です、お買い求めの際は必ずご試着のうえ、サイズをお選びください。
・ 足サイズはつま先に余裕を残してください、大きすぎても小さすぎても足を痛めます。
・ ドライタイツやネオプレーンソックス等と組み合わせて使用される場合、1サイズ上のサイズをお勧めします。

<お手入れ、保管方法>

海水、淡水に関わらず使用後は濡れたまま放置せず、真水で水洗いし、よく乾燥させてください。濡れたまま放置すると型崩れや劣化が進み、雑菌繁殖の原因にもなります。靴紐がついているものは靴紐までしっかり塩抜きしてください。靴紐に塩分が残っているとレースホールの劣化、サビの原因となります。
保管の際は直射日光を避けて、風通しの良い日陰で保管してください。 塩分(海水や汗等)や汚れ、ゴミ等が付着した状態のまま保管すると、劣化が早まります。

※火のそばや直射日光での乾燥は紫外線や温度上昇により日焼け、退色、強度低下、剥離、表面ヒビ割れ等が急速に進行し、変形・変色の原因になります。
※洗浄の際は手洗いしてください。洗濯機、脱水機、乾燥機等は使用しないでください。
※塩素系洗剤は使わないでください。接着剤を劣化させ、破損に至ります。洗剤を使用する場合は中性洗剤をご使用ください。
※車内や船内、密閉されたケース等、高温多湿状態での保管はお避けください。急速に劣化が進行します。
※幼児・子供の手の届かない所に保管してください。


塩抜き不足でレースホールに浸食が進んでいる様子


使用後は大量の真水でしっかり塩抜きしてください。

<修理について>

修理代は傷の症状、位置等で変動します。正確なお見積りは弊社で検査後にお伝えさせていただきます。まずはご購入店へお持ち込み下さい。弊社オンラインストアでご購入のお客様はお手数ですがお問い合わせフォームよりご連絡ください。

※修理は外傷などにより欠損した機能を回復させる為のものであり、デザインを含め、新品の状態に戻るわけではありません。
※傷の大きさ、破損部位によっては修理不可能と判断する場合があります。予めご了承ください。
※廃盤モデル等、既に修理用パーツのストックが無いものは修理をお断りさせていただきます。
※「mazumeスパイクシューズ」、「mazumeフェルトスパイクシューズ」は修理を前提にした設計になっていないため、基本的にソール交換の修理はご対応が不可能となっております。予めご了承ください。

<ブーツ表面の白化現象について>

ゴムの表面が白くなる白化現象は、紫外線劣化防止剤などがゴムの表面に浮き出るためで、ゴムの劣化を防ぐため避けられない現象です。機能上は問題ありませんので、安心してお使いください。

<買い替えのタイミング、寿命について>

お買い替えのタイミングや寿命は、使用頻度や使用時間、使用環境、体重差、手入れ方法、保管方法など個々で大きく変わるため、具体的な年月として決められません。しかしハードな使用環境が予想できるロックショアや、常時水に浸かり夏場の強い日差しを受け続けるような過酷な環境の場合は、一般的なシューズ等より遥かに劣化の進行が早くなるため、早ければ1シーズンで接着力の低下や、材料自体の劣化が進みます。したがって、ご使用の前には必ず点検して頂き、事故や怪我の無いよう余裕をもってお買い換えをご検討ください。


 


 


 

アフターサービス対応不可のケース

以下の場合、使用回数、購入時期に関わらずアフターサービスをお断りさせていただきます。

  • 購入店が不明なもの(プレゼントされた物などでも購入店が不明な場合はご対応致しかねます)
  • 釣り以外の用途に使用したもの
  • 中古品、個人間売買(ネットオークションや知人から譲渡、リサイクルショップ等で購入されたもの等)
  • ご自身で改造されているもの(刺繍やペイント、サイズ調整、脱着不可能な社外製のパーツを装着したもの、等)
  • ご自身で修理されているもの
  • 経年劣化による破損(加水分解や生地剥離)
  • 廃盤モデル(一定の年数が経過し修理用の部品の在庫がないもの)
  • 故意に破損させたと弊社が判断した場合
  • 上記以外の理由で弊社が修理不可能と判断したもの

よくあるご質問

「タングステンのスパイクシューズのピンが抜けました。初期不良ですか?」

ペンチなどでスパイクを掴んで捻り倒すと、かなり力は必要ですが新品でもピンは抜けます。使用回数に関わらず、過度な衝撃が加われば状況次第ではピンが抜け落ちる可能性があります。また、スパイクシューズのソール構造はゴムソールにスパイクを上から差し込んで接着剤付きのゴムシートで蓋をしている状態です。そのため使用して行くうちにスパイクのヘッドについていた接着剤が剥がれ、若干のぐらつき等が発生するようになります。使用上問題はありませんが、この症状は構造上避けようがありません。

「タングステンピンのシューズのソール交換は可能ですか?」

申し訳ございませんが、タングステンピンを使用した「mazumeスパイクシューズ」、「mazumeフェルトスパイクシューズ」は修理を前提にした設計になっていないため、ソール交換修理でのご対応が不可能となっております。タングステンピンの強度は非常に高いです。ピンの交換が必要になるまで摩耗する前にシューズ本体が買い替えを検討する程度まで劣化してしまうことがほとんどです。

「遠征中にシューズが破損しました。かかった旅費を補償してくれますか?」

製品の破損に付随する損害(交通費や宿泊費、釣果、タックルの破損など)は補償致しかねます。